デトックス

今日の月齢は2。薄光を輝かせながら、笑った唇のような、薄刃のような下弦の月でした。この月齢、遠いのです、地球からも。

西北に低い雲が蔽い、その上に澄んだ夜空が広がり、まるで結晶のような星が瞬いていました。

写真に撮りたかったんですが、きっとこの美しさは撮れっこない(笑)

暫く突っ走って来て、知らないうちに溜まってものが堰を切ったようにこみ上げて来て、車を走らせ高台へ。

寒いというのに外に出て暫く空を眺めていました。

冬独特の匂い、音のない雪の降る音…そんなものを一緒に感じていたら、もう会いたくても会えない思い出に出逢ってしまいました。

でもそれは感傷的なものではなく、後ろ向きの感情でもなく、むしろ前に進ませてくれる。過去の一瞬が今も未だこの私を支えてくれる。

まるであの夜空の星みたいなものです。

その時は苦しくても。

読書も同じ。僅かな一文が残り、支えてくれたり励ましてくれたり。

残り続けるものは今は判らなくても。

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