天才ネコモーリスとその仲間たち |
魔女になりたいティファニーと奇妙な仲間たち |
グッド・オーメンズ |
ゴースト・パラダイス |
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遠い星からきたノーム |
ディスクワールド
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1948年4月28日- 英ビーコンズフィールド生まれ。 天才ネコモーリスとその仲間たち |
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ディスクワールド
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| Small Gods | |
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原題の直訳は”Small Gods”.「小さき神々」. 信仰を一身にあつめ強大な力を持っていたはずの偉大なる神オムは気がつけば小さき亀の姿.自らが何者であったかすら忘れかけた頃に純粋な信者ブルサに出会い,自我を取り戻す.そして彼を新たな予言者として力を取り戻そうとする. Discworld自体が現実世界のパロディとして存在する中,信仰と宗教の違い,矛盾を痛烈に皮肉っている.邦題は「それでも地球は動く」とつぶやき,異端の汚名を1992年まで解かれることのなかったガリレオ・ガリレイにちなんでいると思われ,作中「カメは動く」と書いた著者,ならびに邦題を選んだ訳者の機知にニヤリとさせられる. 物語は二人(?)の登場人物の成長を追うことができる.盲信し疑いを抱かなかったものが自分で考えることを獲得していくブルサと,そして一方は今まで見返らなかったものの考え方を視点を変えられたことによって学んでいくオムである.「我思う故に我あり」だ. 物語を通して至る所に哲学的命題をパロディという形で扱っている.「聞くもののない森で倒れた木は音を立てるか?」転じて「信仰ないものに囲まれた神は神か?」 決して批判しているわけではなく,「自分で考える」ことを訴えている様に読みとれた. 付け加えるに、「自分のみで考える」ことは否定しているが。「自らの考え」は内向することではなく他者との対話であるのだろう。 学びつづけるブルサは「忘れる」ことがない.データをデータとしてファイルできる訳者・久賀氏曰く「コンピューター的」知性をもつ.コンピューターは賢いか? 少なくとも物語冒頭の彼は賢いとは言えないだろう. 「忘れてしまった」と穏やかにつぶやくとき,彼は明らかに賢人だった. 地球が丸くて自転しており太陽の周りを回っている.ガリレイ,コペルニクス,宇宙技術の発達によって,幼稚園児でも知っている事実だ.しかしながら,あなたは地球が丸いのを自分の目で見ましたか?メディアや写真ではなく? 僕は見ていない. |
| Leon シリーズ13作目にあたる"Small Gods"の邦訳。 主人公のブルザは、オム教の教会に属する最下級の聖職者なのだが、ある日のこと日課の菜園での作業をしているところへ"偉大なるオム"自らによって語りかけられる。 しかし、ブルザが辺りを見回しても誰も居らず、ただ足元に小さなヨレヨレの亀が期待を込めた目で見つめているだけだった・・・ ディスクワールドの神々は、日本の「八百万の神」にも似て実に多種多様なのだが、その神々のパワーの源泉は他ならぬ信者達の信仰心。 オムには多数の信者がいて大きな力を持つ神だったが、教会組織が肥大化するにつれ、人々の信仰対象は偶像や高位の聖職者たちにすり替わり、オム自身も気づかぬうちに卑小な亀の姿に成り下がってしまったのだ。 ブルザはその愚直さゆえに、確固たる信心を保持しているただ一人の「真の信者」で、そのブルザから見放されたらオムには"神としての死"が待ち受けている。 一方の教会では、異端審問官ヴォルビスが人々の恐怖心をコントロールしてその覇権を掌握するようになっており、それに気づいたブルザは非力ながらも特有の愚直さで対抗していくのだが・・・ 一般的にタブー視される「宗教」をテーマにした、ディスクワールドとしては少し重めの作品だった。 しかしユーモアは健在で、今回のポイントは栄光の日々が忘れられずに、大言壮語を吐く小さな亀の姿をしたオム。 絶頂時には稲妻を自在に操り、大きな雄牛の姿で人々の前に姿を現し、異教徒をその蹄にかけたと言うのだが、今では彼を捕食しようとするワシの影にさえも怯える始末。 事が思い通りに運ばないと、直ぐに「地獄へ落ちよ!」などと毒づくのだが、以前のように呪いを具現化する力は無くなっている。 そして亀の姿となった神らしく「新鮮なレタスよ、在れ!」という言葉も空しくて可笑しい。 また、シリーズの他の作品を読んでいれば「黒マントの鼠」には爆笑だろう。 「真面目な可笑しさ」を提供し続けるディスクワールド・シリーズに麻薬のごとき常習性を感じた。 |
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